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ウズベキスタンからのお客さま

「慣れない近鉄線は、天気のせいもあってとてものどか。 」
なんてつぶやいてる場合ではなかった……!!!!

昨日は、日曜日だけどお店をお休みして、来日されている
“ウズベキスタンの父”Gニシエルさんに会いに行きました。

待ち合わせは、初めて行く大久保駅。京都から奈良へ向か
う近鉄沿線の駅です。

景色がひなびているのは、その時すでに電車を乗り過ごし
ていたからに間違いなく、のどかなのは、まったくもって私
の頭の方でした。

そんな訳で遅刻し、頭も腰も下げ下げ、初対面の紳士淑女
3名とGニシエルさんにごあいさつ。

気をとりなおし、一緒に行動させていただきまして、まずは、
ウズベキスタンはリシタンにある日本語学校の創設者である
故人のOさんのお墓へ行き、その後昼食。

そこで、みなさんとお話していて、ウズベキスタンという国の
こと、日本のこと、歴史のこと、など短い時間だったけどいろ
いろ感じることがありました。

今でこそ、ウズベキスタンというと日本からの観光客も少なく
ないシルクロードの国ですが、ソビエト時代はもちろん、ソビエ
ト連邦崩壊後も数年は、情報は乏しい状態だったそうです。
そんな中で、Oさんの奥さまが、新聞の小さな記事を発見した
ことからはじまり、数々の縁があって、日本語学校をつくること
になったといういきさつを聞かせていただきました。


ウズベキスタンには、ソビエトに抑留されていた日本兵を埋
葬した日本人墓地がたくさんあります。そんなお墓があるこ
とを日本人が知ったのは、ソビエト崩壊後数年してからな
んだとか。抑留兵は、現地で労働をさせられるわけですが、
ウズベキスタンの人々には、「働き者」として好意的印象を持
たれていたと聞きました。
日本人墓地は、現地の人々が長年にわたってきれいに整備
し、今もその状態が維持されています。
私も、一度お参りに行きました。でもそのときは、知っている
人が眠っているわけではないしと、あまり感じるものがなかっ
たのですが、次お参りするときは違う気持ちがわきそうです。


話のふしぶしで、みなさん感慨深げな顔をされ、Gニシエルさ
んはときには涙ぐむ場面もありました。


お話を聞いていて、思ったこと。

奇跡は、人の心を選んでやってくるんだなと。
そして、思いの強さが偶然を引き寄せ、偶然のできごとをその
とき限りのものとしてしまうかどうかも、思いの強さ次第なのか
も知れません。


予想外に、そしていつになく誠実な一日で、いやはやテキトーに
生きてちゃいかんな、と思ったわけです。
明日から、心のある行動を!と胸に刻み、家路に着いたので
ありました。
by noranodepart | 2011-02-13 23:50 | できごと


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by noranodepart

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